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2005年9月 2日 (金)

ITを活用した授業支援(SS研究会)

今日は、サイエンティフィック・システム研究会の2005年度研究環境分科会第1回会合に参加しました。今までは小・中・高等学校の分野しか見ていなかったのですが、大学の分野で何が問題となっており何が議論されているのかを垣間見ることができました。
4つの発表がありました。そのうち、2つの講演について、ほんのさわりと感想を記します。

『2007年問題に向けて、次世代大学の教育を考える』(大阪経済大学 家本修氏)
SSken662006年問題(新学習指導要領:ゆとり教育・教科「情報」を学んだ学生の入学)、2007年問題(団塊の世代が定年退職を迎える)、2008年問題(少子化の影響で大学全入とのバランスが問題となる)があり、次の教育・未来の教育・21世紀人材育成に取組んでいかなければならない。
「高等教育の担い手と競合」「教育の質」が課題であり、「何を求めるか」については、「ダイナミックリテラシー」「問題解決能力」「創造性能力」「社会性能力」「コミュニケーション能力」「リーダーシップ能力」「コラボレイト能力」を挙げられました。
SSken6421世紀人材育成の課題としては、「適性生活環境社会」で科学技術創造者を生み出すのか、科学技術専門家を育成するのか、科学技術理解者を育て浸透させるのかを、各大学が目標として定める必要があると力説されました。
また、「多文化多価値社会」という視点では、国際関係構築者を生み出すのか、実施実現関係者を育成するのか、国際関係理解者を育てるのかを明確にする必要があると説かれました。

『熊本大学における「教授システム学」専攻設置計画』(熊本大学 宇佐川毅氏)
SSken67日本が諸外国と比べてeラーニングの活用が遅れており、高い教育効果を得ることのできるeラーニングの開発には、その特徴を効果的に活用する教授法が不可欠であり、教授法としてのインストラクショナル・デザイン(ID)、情報通信技術(IT)、知的財産権(IP)、そして教授マネージメント(IM)の4つのIを体系的に習得した人材を育成する修士課程として、「教授システム学」専攻の設立の必要性とその計画について紹介されました。

小・中・高等学校だけでなく、「ITを活用した教育については、大学も諸外国に遅れをとっている」ことを痛感しました。

家本氏は、デジタル教材の功罪として、「わかった気になる:flash現象」「興味関心がある気になる:interest現象」「外的動機付けがあるように見える:motivation現象」「協調作業ができない:anti-collaboration現象」を挙げておられましたが、私は大学でも「e-黒板(電子黒板)」を活用することにより、これらの危惧も改善されるのではないかと考えています。

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