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2007年2月 1日 (木)

【本紹介】竹内均「ヒラメキ天才教育論_子供に最高の人生を贈るために」

【本紹介】竹内均「ヒラメキ天才教育論_子供に最高の人生を贈るために」

日本の教育が話題になっている。
この本は1995年3月20日発行となっているので、もう12年前の本である。著者の竹内均(たけうち ひとし)氏は、科学雑誌「ニュートン」の編集長として有名だった地球物理学者である。発行はPHP研究所。
最後の章には「二十一世紀を切り開く子供を育てよう」という項目がある。二十世の終わりに書かれた名著である。

子育ての本というよりは、「人間とは何か?」「どのように生きるか?」という永遠のテーマについて地球物理学者が書いた本である。混迷する二十一世初頭の日本にとって、光明を見つけ出すヒントになるいくつかの’言葉’を抜粋して紹介してみたい。

【第一章】頭によくない「教育の常識」
◇日本の「教育」にあたる英語のエデュケーションは、もともと「引き出す」という意味である。教育の本来の目的は人の才能や興味を引き出して、それを育てることにある。
◇社会主義国家が崩壊した直接の原因は、社会がいわゆる成熟病にかかってしまったからだと私は考える。成熟病とは、働かないで、よい生活だけを要求することである。
◇野球の野村克也監督は、「小学校の先生は、『五つほめて、三つ教えて、二つ叱る』を心がけているようだが、優秀な野球選手を育てるには、『八つほめて、二つ教える』方が効果がある」と言っている。
◇「どんな社会でも生き残れる人間」として、私は次の三つのことを考えている。
 1.広い範囲のことに好奇心と興味を持ち、世間知も含めて雑学に長けていること。
 2.誠実で豊かな人間関係を取り結べること。
 3.人生に対して豊かなイメージを持っていること。
◆右脳と左脳はバランスよく使え
右脳も左脳のバランスよく使うためのノウハウを「全脳学習」と呼ぶ人もいる。「洗脳学習」に大事なことは創造力を育てることである。
前頭葉で知識を得ようとする意欲を得て、右脳でイメージし、左脳で分析、組み立てを行う。この繰り返しが脳全体を刺激することになり、脳をバランスよく育てることにつながるのである。
◆朝型人間が出世する
もともと人間は朝型だった。日が昇ると同時に起き出し、日中は仕事に励み、日が暮れると眠りに就く。何千年もそれを続けてきたわけで、これが自然な姿なのである。
睡眠は頭や体のコンディションを保つためには、重要な要素である。私はもう何十年も夜の九時から朝の四時までと、一日七時間をコンスタントに取っている。早寝早起きが私の信条である。
◆目的と手段を混同していないか?
第一、東大に入ること自体が目的であってはならない。明確な目的がある時に、それを達成するための手段として有効な機械やツールには、私は金を惜しむべきではないと考えている。ただし、それ自体が目的となっていないかどうか、常に冷静に検証してみる必要があるのではないだろうか。
◆自己実現のためにこそ、諸君の人生はあるのです。
自分の好きなことをやりながら、それでもって食べることができ、おまけに他人から高く評価されるようになることを、私は自己実現と呼んでいます。

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【第二章】知らなかった脳のサイエンス
【第三章】独創力をグングン育てる
【第四章】最高の人生を贈る
【第五章】情報化社会のヒラメキ人間達へ
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は、省略します。

私は、ここ10年近く、「教育の情報化の推進」というテーマの仕事をしてきました。
竹内均さんのおっしゃるように、「教育の情報化の推進」は「よりよい教育を実現する」という目的のための’手段’です。だから、いつもそれ(教育の情報化の推進)が目的になっていないか自問自答しています。

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