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2007年5月 8日 (火)

【おすすめサイト】岡礼子記者の赤堀侃司先生へのインタビュー:もっと先生を褒めて応援してほしい!

私の尊敬する赤堀侃司先生に、あの毎日新聞の岡礼子記者がインタビューをしています。これは見逃せません。
4回にわたって連載されています。抜粋で紹介します。ぜひ、オリジナル記事をご覧ください。

学力とは何か:インタビュー(5の1)
--調査をした上海郊外の学校は、どのような学校ですか?
--そんなに長時間、子供たちは集中しますか?
--調査結果を見ると、「親や先生に言われなくても自分から勉強する」と答えた生徒は日本では半数
--中国の子供は、なぜモチベーションが高いのでしょう?
--「分からないことがあるともっと知りたいと思う」「問題が解けるとうれしい」という子供も中国では9割を超えています。学ぶことを楽しんでいる結果では?
--小遣い欲しさに勉強するのはいけないということですか?
--進学や就職といったゴールが必要なのですね。
 かつて僕らも勉強して何かが欲しいというより、将来こんな大人になる、こんな仕事に就くというゴールが見えていた。中国の子供たちの学習意欲を引き上げている一番大きな要素は「未来」だと感じます。日本の子供たちにも、ゴールになるべき「外発的な要因」が必要かもしれません。

学力とは何か:インタビュー(5の2)
--中国は、かつての日本の状況にあるのでしょうか?
--農村部と都市部の中学校は違いますか?
--そして、どちらも意欲が高い。学力は伸びるのでは?
--中国の学生は苦手ですか?
--教育理念が違うのですか?
--自分の意見を表現する訓練が必要ですか?
 日本と中国に共通した問題です。子供たちにしてみれば、教科書には正解が書いてあって、それを覚えるのが学習なんです。しかし、決まった正解にたどり着く方法を覚えるだけでは、国際社会で太刀打ちできないことは明らかです。上海中学はそこに気がついて、自分で考える力をつける学習方法に変えたのでしょう。日本も、主体的に自分を表現できる能力を育てるような教育にしなければいけないと思います。

学力とは何か:インタビュー(5の3)
--教育再生会議では「基礎基本」が声高に叫ばれています。
--日本の子供たちの学習意欲はなぜ低いのでしょう。
--まず大人が、筋の通った方針を持つことが必要ですね。
--教員と子供の関係で、中国との違いはありますか?
 中国では先生は非常に尊敬されます。経済協力開発機構(OECD)が実施している「生徒の学習到達度調査」(PISA)で学力トップのフィンランドでもそうです。先生と生徒の間に、いわゆる「師弟関係」があることは重要で、日本も見習った方がいい。中国の学校を見ると、先生の指導力は決して高くはありません。でも子供や社会が先生を非常に尊敬しているので、授業の効率や学力がカバーされているように思います。
--日本では?
 日本では先生があまり尊敬されなくなった。中国とは逆に、日本の先生たちはそれを指導技術でカバーしようとしていますが、なかなか難しい。保護者も社会も、「指導力がない」とか「先生がおかしい」とか、いわゆる「先生バッシング」はもうやめませんか。先生は大変な仕事ですよ。保護者も、もっと先生を褒めて応援してほしい。

学力とは何か:インタビュー(5の4止)
--大学生の学力が低いという批判もあります。
 東工大に来る学生は数学なんかはできます。しかし、基本的なコミュニケーションが出来ない学生が増えていますね。ある有名国立大学に聞いた話ですが、学生が就職したがらないと言うのです。世間からは有名大学生と言われて気分がいいのでしょう。そのまま学生でいたがる。でも実は、学生は「今の学力では社会で通用しないと分かっているからだ」と話す関係者もいます。
--だから、社会に出るのが恐い?
--受験勉強だけでは、力強く育たない。ではどうすればいいですか?
 夢を持って、目標を持ったら、とたんに変わるのじゃないかと思います。
--もっとやってみようという気持ちになりますね。
 これからは「分かる授業」より、「伸ばす授業」をしましょう。
--先生も褒めて伸ばすのですか?
 今、日本の教育は“殻”を破って前進しようとしている。混乱期だと思います。教員がうつ病になる割合は一般企業より高いでしょう。まじめな先生たちがプレッシャーを感じて苦しんでいる。現状を良しとするわけではありませんが、あれもだめ、これもだめと、悪いところばかり挙げていたら元気がでませんよ。

【岡礼子】

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