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2008年3月22日 (土)

D-pro「春の公開研究会」に参加しました

Dpro0013Dpro0043_2初台の東京オペラシティ32階にあるApple Japanで開催された、D-project2 「春の公開研究会」に参加しました。
テーマは、「メディアで創造する力を育む ~確かな学力から豊かな学力へ~」です。

10:00~10:30
■オープニングトーク ~メディアで創造する力を育むとは~
Dpro0022Dpro0039中川一史会長<(独)メディア教育開発センター/D-project会長>、中橋雄副会長<福山大学人間文化学部 メディア情報文化学科・専任講師>、北川久一郎事務局長が「メディア創造力」について熱く語りました。

◆D-projetとは?
中川一史会長によると、D-projetのDとは‘デジタル(情報機器)’と‘デザイン(授業設計)’のDだそうです。
すなわち、「子どもたちにどんな力をつけるかを見据えて、授業デザインをする」ことをテーマにした活動をしてきたとのことです。
「総合的な学習の時間」や「情報教育」が始まった2002年春にスタートしたそうですから、6年を経過したことになります。

◆D-projetが大事にしているもの 【3つの往復】
○基礎・基本と応用・実践の往復
○思考力と想像力・発想力の往復
○映像と言語の往復

◆D-proの3つの柱
・ワークショップ/公開研究(先生方が児童・生徒の立場で参加し、また先生の立場にもどって考える)
・Webでの情報公開
・コミュニティとしてのメーリングリスト(550名)

◆学力の二層構造(提案型)
○確かな学力⇔○豊かな学力
(知識・理解・スキルなどを含めた思考力・判断力・表現力の基礎・基本)⇔(発想力、企画力などを含めた思考力・判断力・表現力の実践・応用)

◆新学習指導要領から
【国語】
国語を適切に表現し性格に理解する能力を育成し、伝え合う力を高めるとともに、思考力や想像力及び言語感覚を養い、国語に対する関心を深め国語を尊重する態度を育てる。
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〔第3学年及び第4学年〕
A 話すこと・聞くこと
(2)ウ 図表やへ、写真などから読み取ったことを基に話したり、聞いたりすること。
〔第5学年及び第46学年〕
B 書くこと
オ 表現の効果などについて確かめたり工夫したりすること。
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◆メディア創造力:解説編
映像と言語の往復を促すようなメディア表現学習を通して、自分なりの発想や創造性を発揮し、柔軟な思考を働かせる。
そのことは、感性と論理を合わせ持つメディアの特徴に迫ることになり、豊かな感性と論理的思考力を相乗的に高める。
これらを通じて自己を見つめ、きり拓いていく力をつけることをめざしている。

◆考えるべきは‘授業デザイン’
→だからこそD-projet
「何を教えるのか?」「どのように教えるのか?」
これまでにもあった表現の単元
ひと工夫でメディア創造力実践に

◆メディア創造力とは何か?
「抽象と具体」を、体験で理解してください。
抽象:定義とキーコンセプト⇔体験(ワークショップ)⇔具体:モデル実践


10:45~12:15
Dpro0045Dpro0048■「実践提案徹底検証!」では、<2:比較検討!スライドショー制作>に参加しました。

‘国語’と‘総合的な学習の時間’で行う「スライドショー制作」では、何が同じで何が違うのか教科間比較検討をしていました。
司会&‘国語’での実践提案:前田康裕(熊本県熊本市立飽田東小学校/D-project副会長)
‘総合的な学習の時間’での実践提案:山本直樹(京都府京都市立新林小学校/D-project副会長)

◆セッションの流れ
・おたがいのスライドの提示
・授業のねらいと学習のプロセス
・授業のポイントとメディア創造
・二人が強調するポイント
・参加者からの意見交換
・スライドショー作成の技術

◆思い出スライドショー
(ねらい)
 詩の創作や朗読などの言語活動とメディア表現をミックスして思い出をまとめる
(ゴール)
 自分達、先生、保護者が見て感動するようなスライドショー作品を作る
 【相手意識、目的意識】

◆8つのテーマ(友情、図工、チャレンジタイム、陸上、学級対抗イベント、修学旅行、修学旅行、学芸会)
 プロジェクト学習 4~5人で協力しながら2分間の作品作り

◆自己評価力を「評価」する
(1)自己評価力とは、目標に対する自己の状態を内省できる力である。
(2)「やったこと」は書かせない。「考えたこと」を評価する。(内言を促す。)
(3)評価には可能な限り時間をかけない。
(4)シンプルなシステムのする。
(5)継続こそが力をつける。

◆評価すべき記述
(1)自らの学びや気づきを明確にしている記述
 例:「ニュース原稿を書いてみて、文章を短くすることの大切さを学びました。」
(2)自らの伸びを実感している記述
 例:「昨日よりも、話し合う力がつきました。」
(3)自らの課題を明確にしている記述
 例:「時間を考えていなかったので、終わりませんでした。次は時計を見ながらやりたいです。」
(4)学習内容と経験とを結びつけた記述
 例:「今まで何も考えずにテレビを見ていたけど、この学習で見方が変わりました。」
(5)友だちから学びを意識した記述
 例:「田中君が、いいねと言ってくれたので、話しやすくなりました。」


同時並行で、
<1:比較検討!CM制作>
CM制作活動を通しての小学校と高校の異校種間で比較検討
・司会:佐和伸明(千葉県松戸市立馬橋小学校)
・実践提案者:山中昭岳(和歌山大学教育学部付属小学校/D-project副会長)、江守恒明(富山県立砺波高等学校)

<3:情報教育にみる「ホンモノ感」の検討>
「メディア創造力」で大事にしている「ホンモノ感」とは一体何であるのか明らかする
・司会:西田光昭 (千葉県柏市立土南部小学校)
・実践提案者:八崎和美(石川県金沢大学教育学部付属小学校)、田中靖浩(鳥取県三朝町立西小学校)
が実施されていました。

午後からは、
13:15~16:15
■ワークショップで「肝」について徹底検証 ~WSを通してメディア創造力の育成の授業の様々な「肝」について考える~
◇1 メディア創造力の授業作りの肝(国語)<定員30名> ~教科単元をメディア表現学習に~
教科書単元をもとに「メディア創造力」の育成をめざす授業づくりを体験できます
・リーダー:佐藤幸江(神奈川県横浜市立大口台小学校)
◇2 「毛糸アニメづくり」発想の鍛えの肝(図工)(定員30名)
「意外な!」展開「愉快な!」結末を毛糸アニメで表現します
創意工夫が新しい発想を生み、豊かな表現・柔軟な発想を体感できます。
・リーダー 中島 武史(東京都杉並区立桃井第二小学校)
◇3「スライドショー制作」映像と言葉の往復の肝(国語)(定員40名)
スライドショーづくりを通して、個の考えがグループでの検討で高まっていくプロセスを体験できます。
・リーダー:河崎 睦(神奈川県綾瀬市立土棚小学校で)
が開催されていました。

Dpro0017Dpro0016また、協賛のパイオニア、内田洋行、光村図書など10社による展示も人気を集めていました。

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