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2010年8月 1日 (日)

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」:電子書籍版

510もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」という本の紹介です。
著者は、岩崎夏海。
作詞家の秋元康氏に師事。放送作家として「とんねねるずのみなさんのおかげでした」等のテレビ番組の制作に参加。アイドルグループ「AKB48」のプロデュース等にも携わる。

私が影響を受けたのは大学卒業前年に書かれたピーター・F・ドラッカー著『断絶の時代――来たるべき知識社会の構想』(ダイヤモンド社、1969年) です。
こちらの本は、知識社会の到来、起業家の時代、経済のグローバル化などを予言。1980年代にイギリスのサッチャー政権が推し進めた民営化政策はこの著書が大きな動機を与えたといわれる。
関西学院大学理学部の理論物理学専攻でしたが、大鹿譲先生・金野正先生から薦められた本でした。
分厚い本でしたが、一気に読んだ記憶があります。

ドラッカーの『マネジメント』はその5年後の1974年に書かれた本です。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」という本は、名も無い都立高校の野球部の女子マネージャーが、ドラッカーの『マネジメント』を読んでマネージメントを実践して、選抜高校野球の東京都予選を勝ち抜き甲子園に出るというお話です。
ストーリーとしては無理があると思いますが、ドラッカーの『マネジメント』理論を実践しながら高校野球の地区予選を勝ち抜くという設定の中でその理論のエッセンスを紹介しています。

そのエッセンスとは、たとえば、
『企業の目的と使命を定義するとき、出発点は一つしかない。顧客である。顧客によって事業は定義される。』
『企業の目的は、顧客の創造である。したがって、企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。それがマーケッティングとイノベーションである。マーケッティングとイノベーションだけが成果をもたらす。』
『働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなければならない。そのためには、①生産的な仕事、②フィードバック情報、③継続学習が不可欠である。』
『そのようなマネージメントの正統性の根拠は一つしかない。すなわち、人の強みを生産的なものにすることである。それが組織の目的である。組織とは、個としての人間一人ひとりに対して、何らかの貢献を行わせ、自己実現させるための手段である。』
等です。

この本は、ブログから生まれたそうです。それが書籍になり、そして電子ブックになったのです。
私はこの本をiPadで一気に読みました。
著者自身が、ドラッカーの『マネジメント』を読んで、「人間への深い洞察。人間とは、あるいは社会とは何かを知る上で重要だと思われることが書かれていた。心を揺すぶられた。涙さえ流れた。」と‘あとがき’に書いています。

実は、私はこの本を涙を流しながら読みました。
「私はいまだかつて、『組織とは、個としての人間一人ひとりに対して、何らかの貢献を行わせ、自己実現させるための手段である。』と意識してマネージメントしたことがあっただろうか?」とこの歳になって反省しているのです。(63歳とはドラッカーが『マネジメント』を書いた歳でもあります。)

でも、今からでも遅くない!
この本を読んで、「組織の一員として、その組織のメンバーが活き活きと生きれるようにという視点で組織や人を見ていきたい」と思ったのです。

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