第19回「メディア教育研究会」:「子どもたちと共に創り上げる授業~中学年の映像と言葉~
横浜開港記念会館にて実施された第19回「メディア教育研究会」に参加しました。約60名が集いました。
「今月の連載」では、千葉教生先生の「イメージマップの活用」と平野大二郎先生の「子どもがとらえる自然」の発表がありました。司会は北見俊則先生でした。
「今月の特集」としては、佐藤幸江先生先生(横浜市立高田小学校主幹教諭)が、 「子どもたちと共に創り上げる授業~中学年の映像と言葉~」と題して、国語の物語的な教材を取り上げ、国語科が担う内容は「連続的テキスト」のみでなく、「非連続のテキスト」にまで拡張していく必要があるということ、そして子どもたちと共に創り上げていく授業づくりのおもしろさなどをお話されました。
「深めるタイム」では、4~6人のグループにわかれてそれぞれ自己紹介・感想・意見などを交わしました。私のグループでは、佐藤先生がいらっしゃる高田小学校の松井校長やJEIBAの大輪会長とご一緒させていただきました。
大輪会長は、「佐藤先生のお話にあった‘昔の学習指導要領の頃<昭和26年>’にはまさに小学生中学年(3・4年生)だったこと」「当時はTVもなくラジオが唯一の情報源だったこと」を話されたました。60年前と現在では、子どもたちを取り巻く‘メディア’の環境が大きく変わっていることをみんなで実感しました。
恒例の「中川先生タイム」では中川一史先生より、即製スライドによる総括コメントがありました。「挿絵(写真)の扱いの軽重」「学びの二層」「あなたはどれ?」「佐藤実践に学ぶ」「授業を分析するということ」です。
そして、最後に藤岡完治さんの資料からの引用「授業デザイン6つの構成要素」では、「ねがい」が中心にあって、「目標」「学習者の実態」「教材の研究」「学習環境・条件」「教授方略」がバランスよく取り囲んでいるべきところを、最近は「教授方略」と「学習環境・条件」が大きくなってしまっている傾向があると警鐘を鳴らされていました。
中川先生は毎回、手品のように短時間でまとめのスライドを作成されます。
簡潔なまとめと適切な引用、そして提言・・・。これには毎回感動!させられます。
場所を湘南茅ヶ崎「道」日本大通り店に移して、懇親会が行われましたが残念ながら私は参加できませんでした。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
参加したかったのですが、できず、でもこんなに早く報告が読めてとても嬉しかったです。やはり中心に大切ななのはねがいですね。
投稿: ジーン | 2011年1月15日 (土) 13時59分
ジーンさん:
コメント、ありがとうございました!
次回は、会場でお会いできることを楽しみにしています。
投稿: 関@そよ風 | 2011年1月15日 (土) 14時08分