2010年11月26日 (金)

今年度の文部科学省の補正予算:英語をはじめとした先導的デジタル教材の研究開発

本日(11月26日)平成22年度の補正予算(経済対策:5.1兆円)が国会で承認されましたが、文部科学省の補正予算案は、文部科学省のホームページ:平成22年度補正予算(第1 号)案の概要に掲載されています。

1.雇用・人材育成
2.新成長戦略の推進・加速
3.育て、医療・介護・福祉等の強化による安心の確保
4.地域活性化、社会資本整備、中小企業対策等
文部科学省関係 計 1,867 億円です。

その中で「教育の情報化」関連として注目されるのは、「新成長戦略の推進・加速」の
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○英語をはじめとした先導的デジタル教材の研究開発 2億円
21世紀を生きる子どもたちに求められる力をはぐくむ教育を実現するため、デジタル教材の活用を促進する先導的な研究開発を行う(外国語、国語、算数)
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です。

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2008年8月21日 (木)

【イベント参加報告】ペン入力コミュニティ第3回セミナー:「陰山英男先生特別講演会」

Pen30001Pen30002本日、東京大学の赤門を入って左側すぐの‘情報学環・福武ホール 福武ラーニングシアター’において、ペン入力コミュニティ第3回セミナー:「陰山英男先生特別講演会」があり、参加しましたので、感想などを報告をします。

冒頭に五十嵐健夫氏(東京大学准教授)の開会挨拶がありました。

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「陰山英男先生特別講演会」:テーマ『ペン入力でパソコンが文具になった』
Pen30017聴写(ききうつし)は脳を活性化させる
 授業で先生の話を聞いているだけでは脳は意外と働かない。聴写することによって脳の活性化が促される。書くという作業が非常に重要である。
◇パソコン、そしてタブレットPC
 パソコン通信が始まったころ、「やっと使えるかな」と思える程度だった。個人の知的ツールとしては画期的であったが、当時は子どもたちには難しかった。
数年前、富士通の人が「ペン入力があります」と漢字学習ができるタブレットPCを持ってきた。その夜、「これは凄い!俺はこれを待っていたのでは?」と思った。
Pen30016◇DSによって開かれた可能性
・なぜ任天堂だったのか。
 →百ます計算が全世界にDSで広まった。
・なぜ川島博士だったのか。
 →脳トレは今や世界のトレンド
・立命館小学校の驚き
・教育とは何か、ICTは何ができるか。
・そして、それが日本の学校に求められる意味とは。
◇日本の教育を改革する3つの施策
・生活習慣を正して、脳をきちっと働かす
・「読み、書き、計算」で、脳を働かせる
・ICTの活用
◇徹底反復はICTと相性がいい
・限られた内容を、単純方法で、徹底的に反復
 →陰山メソッド(徹底反復学習)
・単純な方法の反復→パソコンが得意
・パソコンの可能性
 →学習履歴が記録可能
 →タブレットとIQの相性→デジタル学習の本命
・効率的な学習計画的な学習
 漢字前倒し学習への応用(協力 富士通)
◇デジタル学習の可能性
 想定されるデバイス
・授業用電子黒板
 →1時間に理解させる学習をシステム化する
 →教科が共有化され、カスタマイズされ進化
・タブレットPC
 →究極の個別指導が可能
 →教科書、ノートを補完する。
 →コーチング機能
・テレビ会議
 →英語学習や社会科、理科などの授業作り
 →遠隔授業や学校間の授業研究
◇デジタルによる徹底反復と国家戦略的ICT活用
デジタルによる徹底反復で、全体のカリキュラムを効率化させるということは、実はデジタルの効果を最大限活用することによって、読み書き計算にかける指導時間を極限まで減らし、アナログの教育の重要性を最大限に引き出したいということ
 カリキュラムの作成から国家戦略的にやらないと、日本が国際競争力で負ける
 日本全体の教育が今どうあるべきなのか?という文脈の中で、コンピュータはどう活かせるのか?という視点を絶対に忘れてはいけない
◇国が学習用コンピュータを入学時に配るという時代がくる
 ⇒多面的な自己表現にもつながっていくのではないか
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定員の100名を超える参加者があり、予定時間を超える陰山先生の熱弁と尽きない質疑応答が続きました。

そのあと懇親会があり、参加者の半数以上が参加して友好を深めました。
事務局の冨樫さんを中心とした手作りのイベントで、コミュニティらしい雰囲気の楽しいイベントでした。

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2008年4月 5日 (土)

【新聞記事】「全都立高に手書きパソコン」

毎日新聞の岡礼子記者からお知らせをいただいたので、早朝、東京都まで新聞を買いにいきました。
二子玉川駅の売店のおばさんが、荷解きをしているところに、「毎日新聞ください」と言ってさっそく紙面を開きました。ありました、ありました。22面(都内 東京のページ)に、
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学校のIT環境を全国トップレベルに
全都立高に手書きパソコン
都、最下位クラス返上へ
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という【岡礼子】記者記名の記事がありました。


以下は、記事の引用(抜粋)です。
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都は、08、09年度、全都立高校に、手書き入力できるタブレット型パソコンや校内LANなどを整備し、学校情報化で「全国最下位クラス」とされる現状の巻き返しを図る。

計画では、各校に
◇タブレット型パソコン41台
◇電子情報ボードとプロジェクター各3台
◇校内LAN
◇教員一人に1台のパソコン
を整備する。予算は単年度で11億円。

タブレット型パソコンの整備は、普通教室で生徒一人1台のパソコン保有を実現するためで、学級ごとに移動して使う。漢字の書き取りなどのほか、社会科や数学などでパソコンをノート代わりに使ったり、自分の考えをまとめることができる。ネットワークを使えば友達の「ノート」を見たり、何人かのメモをまとめることも可能だ。

【岡礼子】
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ネット上の毎日JPの記事(都:全都立高に手書きパソコン 最下位クラス返上へ)は⇒こちら

よく取材をされた、いい記事ですね。
そして、この東京都のチャレンジが、日本全国に広がることを願っています。

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2008年3月 1日 (土)

【イベント参加報告】ペン入力コミュニティ第2回セミナー:「タブレットPCを授業で活かす!!」

Todai015今日は、東京大学駒場キャンパス17号館の2階にあるICTを活用した最先端の教育施設「駒場アクティブラーニングスタジオ(KALS)」で開催されたペン入力コミュニティ第2回セミナー:「タブレットPCを授業で活かす!!」に参加しました。

Todai047セミナー開始前に、事務局の東京大学大学総合教育研究センターの望月俊男さんからペン入力コミュニティについてのご紹介などがりました。
そのあと「ことだまレクチャー」の開発者でもある産業技術総合研究所の栗原一貴さんから、最近の研究テーマに関するご説明があり、興味深く聞かせていただきました。

◆14:00
セミナーが始まり、五十嵐健夫東京大学准教授がご挨拶をされました。

◆14:10-15:00
Todai0331. 「和歌山市におけるICT活用による学力向上プロジェクト(Wプロジェクト)について」
和歌山市教育委員会和歌山市立教育研究所 専門教育監補)角田佳隆 先生

マイクロソフトと和歌山市の共同研究で、「情報活用能力の育成」と「効果的なICT活用教育」がテーマ。
小学校52校+分校3校のすべての小学校に合計1300台のタブレットPCを導入した。和歌山市の2万人の小学生がタブレットPCを授業で活用している。他に和歌山市立教育研究所で140台を用意し、52校中3校の「研究協力校」には35台~36台(児童1人1台)になるようにした。
タブレットPCは富士通製。他に、ウィルコムのPDA(W-ZERO3)が140台。さらに3月31日には、ギガバイトのUMPCが80台納品される予定。

Todai028◇「なぜタブレットPCなのか?」
低学年(1・2年生)はキーボードになかなか慣れないが、知育玩具の‘せんせい’(お絵描きボード)に慣れ親しんでいるため、タブレットPCのペン入力に抵抗がない。高学年(5・6年生)でもキーボードを使ってレポートを書いたりするのは苦手な子どもが多いので、「ぼくはタブレットの方がいいや!」という。そして、まるで鉛筆でノートに書くようにタブレットPCを使いこなせる。

Todai0362.「和歌山市立有功東小学校での実践」
和歌山市立有功東小学校)本岡 朋 先生
漢字学習にタブレットPCを活用。漢字ドリルをタブレットPCを使って復習する。「書き順の学習が楽しい」との児童の反応。
国語、算数の他に、理科や社会のノートづくりにも適用している。

漢字学習における「タブレットPCと紙とのちがい」:
児童が35人いると先生は1人1分としても35分かかる。これでは、時間がかかりすぎで余裕がない。
タブレットPCだと先生の時間が余り、個別指導の時間がとれるので、今まではきっちりと指導できなかった子どもへの個別指導ができるようになるので、結果的にクラス全体としての学力が上がる。
(富士通研究所の漢字のエンジンを使っている)
国語:音読・書き取りで、今までは遅い子は取り残されるので先生に見てもらえなかったが、こまかいところまで見てもらえるようになる。
算数:計算(百マス計算、筆算、フラッシュ計算)では練習の回数が増える。やればやるほどスキルがアップする。

今後の予定(評価):先生向けにはアンケートによる意識調査を実施する予定(来年度早々)。生徒にはテストの結果からその変移を調査する予定(来年度)。
これらの調査結果から、「タブレットPCの活用による学力向上の成果」を出そうとしている。

OneNoteを使った実践 ~「考える」そして「思考を支援」するノートが実現する~ より
・今までのPC活用は、「調べる」「まとめる(表現する)」という場面で活用されてきたが、「情報をいかに処理するか」「情報をいかに活用するか」の場面では弱かったが、
OneNoteを使った実践では、OneNoteの‘ペン機能’‘なげなわツール’‘画像領域の取り込み’などを使って、情報を活用し、処理できることが特徴である。


◆15:10-16:00
Todai0403. 「タブレットPC,PDAを活用した授業支援 -14の活用事例から-」
岡山県総合教育センター情報教育部 指導主事)小林朝雄 先生

◇アンケート調査結果
 「PC活用:未実施の理由は?」
 ・環境がない:35%
 ・準備・片付けが大変:30%
 ・自信がない:27%
 ・価値を感じない:8%

・PC活用により板書が少なくなった分は個別支援ができるようになった
・教室で使いたいPC:スペックよりも携帯性重視
・m(モバイル)ラーニングプロジェクト:効果的な活用授業の在り方を提案
・手軽にUMPCで:PC使用時の教師の視線が上がるなどのメリット
・ペン操作を生かすソフト
 ①ドラグリ:体育 倒立(倒立のコツ)、野球(素振り練習・・・グリップをピッチャーの方に見せる振り方など)
 ②ぞうかめさん:国語 表現力を高める
 ③OneNote:「学校討論会をしよう」 タブレットPCに意見を集約。聞く側にとって大きな支援。発表側は意見が増加

◇どのような学力を育てているのか?⇒思考力、表現力、判断力
・思考力:マット運動でのタブレットPC活用 →技のポイントや直すところが分かった。→練習の仕方を工夫した。
・表現力:「学校討論会をしよう」で活用 「飼うなら犬?猫?」、「生まれるなら男?女?」
・判断力:「学校討論会をしよう」で活用 「住むなら都会?田舎?」ほか3題

◇情報活用能力育成の評価(対象:6年25名 5件法・30項目)
・「相手の考えや質問がよくわかる」 4.7
・「聞くのがわかりやすい」 4.6
・「わかりやすく話すことができた」 4.5
・「落ち着いて話すことができた」 3.6
聞く側にとっては大きな支援。発表側は論理的な意見が増加(タブレットPCを資料作成段階から、図書室等に持ち込み活用)

◇学習の道具としての評価
・楽しさ 児童生徒:4.68 教師:4.77
・操作性 児童生徒:4.32 教師:3.92
・有効性 児童生徒:4.59 教師:4.08

◇タブレットPCの導入状況
・岡山県総合教育センター:50台(先生方も活用)
・すべての県立学校:各7台(県知事にも有効性をアピールした)

Todai0454.「岡山市立操明小学校での実践」
岡山市立操明小学校)後藤和重 先生

◇体育担当教員アンケート
・ICT活用の経験 なし:67% あり:33%
・活用場面 機械:49% 陸上:22% 水泳:12% ボール:10% 表現:7%
・活用目的 運動のイメージ作りに お手本との比較に
(体育では、ICT活用で「コミュニケーション能力の向上」という目標はなかった)

◇学習活動(「デジタルさくせん板」での話し合い)
⇒知りたい情報を収集・選択・判断
⇒知りえた情報を表現・処理・創造
⇒試合での作戦実行
⇒試合の振り返り(作戦の成否)⇒

◇研究評価
・「デジタルさくせん板」活用
 ⇒発信内容の明確化、受信内容の理解、発信・受信の相互理解
  (コミュニケーション能力)
 ⇒抽出チームの逐語記録、4件法での事前・事後意識調査比較

◇成果と課題
・成果:コミュニケーション能力が向上した児童が増えた
・課題:タブレットPCの方が直感的で有効。(しかし、普及していない)
    体育科でのコミュニケーション能力向上に向けた実践を期待

◇デジタル化した作戦板のよさ
・多くの情報を一つに
・履歴として残せる
・動画でイメージ化
・メンバーで情報の共有化

◆16:00-17:00
グループディスカッション&全体でのディスカッション
・自己紹介と感想
・今日のお話に対する質問・疑問・意見
・今日のお話を聞いて思いついたこと

個人的に関心をもった質問・回答等
◇OneNoteをもっと活用するために、「授業で使える簡単なテンプレートがたくさん欲しい」
◇「電子黒板」と「タブレットPC」:
・先生が提示する場合は「電子黒板」がよい。子どもたちが使う場合は「タブレットPC」がよい。(後藤先生)
・「電子黒板」は前で話ができるので、子どもたちは先生を見てくれる点がよい。「タブレットPC」は机間巡視ができる点がよい(角田先生)
◇アイデア:UMPCの後ろにカメラが付いていて写せるとよい。(角田先生)

◆17:00-17:30
今後の進め方についての意見交換

◆17:30~19:30
懇親会
隣の部屋‘KALS ウェイティングスペース’で懇親会がありました。
発表者の角田佳隆先生、本岡 朋 先生、小林朝雄 先生、後藤和重 先生、主催者(東京大学)の五十嵐健夫准教授、栗原一貴さん、望月俊男さん、そして、井口さん、木村さん、坂本さん、池田さん、田中さん、森本さん、小林さん、和田さん他、いろいろな人とお会いでき、意見交換をすることができました。
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次回(第3回)は、さらにこの‘ペン入力コミュニティの輪’が広がり、教育分野に‘手書き’がもっともっと普及し、教育的効果が実証されることを大いに期待しています。

【ご参考】前回の報告:ペン入力コミュニティ」キックオフ・セミナー2007

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2007年6月 7日 (木)

陰山英男氏講演:「私には夢があります。小学校入学時に一人一台のマイパソコンとしてタブレットPCが渡されるということです」

Nee07002Nee07003本日から3日間、東京お台場のファッションタウンビルでNew Education Expo 2007が開催されています。
今日は朝から一日中会場にいました。次の3つのセッションに参加しました。

(1)新しい教育の仕組みづくりのための文部科学省の取組み(新教育システム開発プログラム)【文科省 澤川和宏氏 他】
(2)21世紀の日本と教育の再生 【日本学術振興会 小野元之氏】
(3)学力問題の新たな展開とICT 【立命館 陰山英男氏】

Nee07046一番インパクトがあったのは、15:00からの陰山英男先生の講演でした。
講演の最後に、「私には夢があります。小学校入学時に一人一台のマイパソコンとしてタブレットPCが渡される。そしてそのパソコンにそれぞれの子どもたちの学習履歴が保管され、一人一人に応じた学習指導や自己学習が可能となります。」と言われました。私はこのメッセージに感激しました。
陰山先生のことですから、「夢」を語られたということはすでにプランがあり目処がついているということかもしれませんね。それは、同じ「夢」を持っている私としては、とても心強いことです。

陰山英男先生の講演の概要を報告します。
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テーマ:学力問題の新たな展開とICT 「教育再生の新たな動き」
講師:立命館小学校副校長 教育再生会議有識者 陰山英男氏

◆教育再生会議第2次報告の意味するもの
(1)「学校5日制」を基本とすることに
 「学校5日制」については、趣旨を尊重すべきである。土曜日に授業をすることで授業時間を増やし、学力低下問題の解決を図ろうという議論があるが、10数年前に詰め込み教育への批判から国民の総意を受けて「学校5日制」に移行した経緯がある。ここで、「ゆとり教育」に批判があるからといって安易にもとに戻すべきではない。
(2)ICT機器活用を積極的に推進
 ICT活用については前向きな表現が多い。電子黒板やプロジェクター、そして任天堂DSの活用も積極的に推進すべき 
(3)メリハリのある財政基盤
 マインドや国民の総意が大事。総額を増やすべき。どのように増やしていくかが課題。
(4)小坂前文部科学大臣とビル・ゲイツの会話
 ネット環境は、日本は学校の手前までは世界最高レベル(光ファイバー)であるが、学校にあるPCは古い。
(5)免許の更新制や教育委員会評価と改革
(6)打開の評価糸口は社会に評価される実践
 私が総理大臣の前で話せる。それはきちんと実績を出せば認めてもらえるということだと思う。山陽小野田での実践でもいい結果が出た。プロジェクトを仕掛けて成功させているから(総理大臣にも)話を聞いてもらえる。

◆学力や偏差値に関する統計データ
◇教育費の対GDP比率(1999年)
 日本は3.5%で主要国で最低水準。その割りには私費負担率は高い。ただし、少ない教育費の中から教職員の給与に充てられている。教職員の給与はきちんと支給した方がよい。先生方ががんばりやすいい状況になっている。
◇学習時間とTVを視聴する時間
 日本は、家庭学習をする時間は1時間/1日で、主要国の中で最低時間。TVを視聴する時間は2.7時間/1日で一番多い。すなわち、「勉強する時間が一番短く、TVを見ている時間が一番長い」。それでも、学力調査の結果は中の上と頑張っている。これは先生方の指導力の高さといえる。
◇学力は短期勝負でこそ伸びる(山陽小野田の事例)
 3700人の児童の調査結果で、知能指数の平均は102(平成18年5月)⇒110(平成19年2月)に、算数の偏差値の平均は約48⇒約53に伸びた。その要因は「生活習慣の改善」が大きい。
9時までに寝る子の偏差値が一番高い。就寝時間数との関連も驚くほど相関関係があることがわかった。
 一食あたりの摂取食品数と学習成績との相関も調査結果で明らかになっている。「いろいろなものを食べさせると学力も知能指数もそして体力も高い」という結果が出ている。

◆生活習慣の崩れは学力低下への片道特急券
 「早寝、早起き、朝ごはん」の反対の生活、すなわち睡眠不足や食事など食生活の乱れが学力低下の原因となっている。「早寝、早起き、朝ごはん」を文部科学省が取り入れてくれた。
 朝食と知能指数の関係は明らかである。
・毎日食べない:90
・ときどき食べる:98
・毎日食べる:103
朝食を食べさせていない親は、これは虐待に等しい。
 TVは1日に2時間以上視聴していると偏差値は落ちる。(特に算数)。TVを見る時間が多いということは、寝る時間、勉強する時間、読書をする時間、親子の会話の時間が減るということでもある。
 TVの見過ぎはよくない。社会総がかりでの教育再生が必要。教育的配慮のメッセージを出していかなければならない。

◆脳をトレーニングするという考え方
 簡単な計算の方が難しい問題を解くよりも賢くなる理由は、脳が活性化しているからである。本を音読しているときも同じように脳が活性化しているということが、最近の脳の研究で分かってきている。

◆学力作りのポイント
○もっとも重要なのは言語能力
○冬休みと2月は学力向上のポイント
 (冬休みはお正月などでお父さん・お母さんが家にいるから。2月は学校行事がないから。←講演後のQ&Aより)
○成功する詰め込み教育の条件
→早寝、早起き、朝ごはん
→一つのことに短期間集中させること
→教材は基礎基本に限る
→定着期間を大切に(定着期間を含めると、1ヶ月半必要)
○漢字脳の形成が必要
○詰め込みがいいことが分かった(一時期に一つに絞る。基礎基本で定着につながる)
 きちっと定着させることが、学力向上につながる。

◆徹底反復がICTと相性がよい
○限られた内容を単純方法で、徹底的に反復
→陰山メソッド(徹底反復学習)
○単純な方法の反復←PCは得意
○パソコンの可能性
→学習履歴が記録可能
→タブレットPC(「書く」という作業)とIQの相性→デジタル学習の本命
○効率的な学習、計画的な学習
→漢字前倒し学習への応用(協力 富士通
 「新出漢字指導時の評価」:従来のノートによる方法と「手書き電子教材」による方法では、「手書き電子教材」では1時限に倍の漢字習得が可能であるという結果が得られた。

◆まとめ
○今後10年間で若手教員に替わっていくので、PC活用は有効
○単純なことはPCに任せて、教師は教師でしかできないことをやる。ムダをなくす。すなわちこれはトヨタ方式(カイゼン)である。
○「私は隠れ’ゆとり派’」です。

◆デジタル学習の可能性
○電子黒板
 板書の時間が省ける
○タブレットPC
 究極の個別指導が可能(学習履歴が残る)
○テレビ会議の活用

◆私の夢(I have a dream)
 「私には夢があります。小学校入学時に一人一台のマイパソコンとしてタブレットPCが渡される。そしてそのパソコンにそれぞれの子どもたちの学習履歴が保管され、一人一人に応じた学習指導や学習の参考データとなるということです。」

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2007年5月18日 (金)

富士通が世界最小! 超小型・超軽量のコンバーチブル型のUMPCを発売

富士通が世界最小! 超小型・超軽量のコンバーチブル型PC「Uシリーズ」新世代ユビキタス端末「FMV-U8240」を新規提供!!

Windows® XP Professionalモデルは希望小売価格14万4,000円で提供時期は6月中旬、WindowsVista™ Businessモデルは希望小売価格16万4,000円で提供時期は7月上旬と発表。
2007年4月にインテル社より発表された最新プラットフォーム「Intel® Ultra Mobile Platform 2007」をいち早く搭載し、重さは約580g。


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2007年3月21日 (水)

【ニュース】富士通、新型タブレットPCにフラッシュメモリを採用

富士通、新型タブレットPCにフラッシュメモリを採用
NewYorkTimes/News.com 2007年3月19日
http://www.nytimes.com/cnet/CNET_2100-1044_3-6168208.html?pagewanted=print

富士通は、従来のハードディスクを使わず、フラッシュメモリを利用してデータを保存するタブレットPCを2種開発した。

このマシンは、LifeBook P1610とLifeBook B6210で、16Gバイトあるいは32Gバイトのフラッシュドライブを搭載している。P1610は、重さが2.2ポンドで、それより大型のB6210は1ポンド重くなっている。いずれもコンバーチブルである。

フラッシュメモリを搭載したタブレットPCは、ニッチ市場では小さな部分を占めるに過ぎないが、このふたつの技術は相性が良い。フラッシュメモリは普通のハードドライブに比べて、保存データが少ないが、消費電力もまた少ない。
フラッシュメモリのほうがハードドライブより信頼性が高いと言われている。

フラッシュメモリは残念なことに、価格が比較的高い。1ギガビットを比較した場合、卸売りでは、フラッシュメモリのほうがハードディスクより少なくとも7倍高い。
Microsoftは新しい基本ソフトVistaのローディングに15Gバイトの容量を勧めている。

富士通はフラッシュドライブをタブレットPCに搭載することにより、サイズや価格面でのマイナス点を克服しようとしている。消費者は普通、タブレットPCを購入しない。企業のIT部門が、外回りの配達や営業マンなどのために購入することが多い。

そうはいっても価格は問題だ。富士通は価格を明らかにしていない。新しい2種のコンピュータ向けのケースは139ドルで販売されている。

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2007年3月 6日 (火)

【ニュース】平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」の公募開始

平成19年度の文部科学省予算の目玉と言われている平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」の公募が、文部科学省のお知らせ(公募)のページに公開されました。

(この「タブレットPC教育利用研究会」としても応募したいと考えています。)

詳細は、平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」の公募についてをご覧ください。
ーーーーーーーーーーーーー
平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」の公募について

1. 事業の目的
 教育の情報化を更に推進するため、先導的・効果的かつ実践的な調査研究を行う事業です。

2. 事業の概要
 「IT新改革戦略」(平成18年1月IT戦略本部決定)に掲げる目標に沿った以下の4つの調査事項について、先導的・効果的かつ実践的な調査研究を委託します。 調査事項
1 ICT教育の充実
2 学校における先進的なICT環境の整備
3 教員のICT指導力の向上
4 校務の情報化

3. 公募対象機関
 国内の法人若しくは本研究のために設置される任意の団体(複数の法人や個人により構成される研究団体等)

4. 公募期間
 平成19年3月12日(月曜日)~4月13日(金曜日)

5. スケジュール(予定)
3月12日(月曜日) 公募開始、公募説明会開催(次頁参照)
4月13日(金曜日) 公募締め切り
4月下旬 審査
5月上旬 委託団体決定、契約、事業開始

6. 応募要領等
詳細は、平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」の公募についてをご覧ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーー

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2007年2月22日 (木)

タブレットPCと東京大学:MEETプロジェクト

昨年5月16日に、東京大学主催&マイクロソフト共催のイベント
「MEET開設記念シンポジウム」 -TabletPCによる教育実践の現状と未来-
がありましたが、その後のMEETプロジェクトの状況を伝えるニュースがありました。

タブレットPCを活用していると東京大学の取り組みが紹介されています。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0215/tokyod.htm

映像コンテンツとタブレットPCを利用して学生の理解や課題発見を促進するというものです。

その他に、大変興味深いのが2007年4月に運用開始予定の「MEET Course Catalog」です。
これはカリキュラム検索システムです。講義間の関連付けが提供されるようです。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0215/tokyod_4.jpg

また、図書館に蔵書されている本をデジタル化し、マーキングやキーワード整理を行なえるソフトウェア「MEET eJournal Plus」も2007年秋を目処に公開予定とのこと。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0215/tokyod_5.jpg

◆「学生に、一人一台のタブレットPCが必須になる時代」が予感されるニュースです!

関連記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070215/262183/?ST=win
を参照ください。

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2007年1月27日 (土)

電脳ドラゼミでタブレットPCが151,800円

小学館のデジタル「ドラゼミ」のページが開設されました!
2007年4月1日デジタルドラゼミがオープンします!
陰山英男先生が小学校教育の研究と実践の中であみ出した「陰山メソッド」をデジタル教材化。さらに、10年の歴史の中で磨き上げられた小学館の通信添削家庭学習「ドラゼミ」と融合させた、新しい家庭学習サービスが始まります。

オープン記念特別キャンペーンとして、タブレットPC優待購入コース
(1)SmartCaddieコース
市価 99,800円⇒48,000円
(2)SmartCaddieExコース
市価 139,88円⇒80,000円
(3)富士通LOOXコース
通常Web価格 249,800円⇒151,800円

が掲載されています。
(ただし、会員になることが前提の価格です。)

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